こんにちは!ゆきんです。
我が家には、21歳6ヶ月の高齢猫♀さんがいます。
人間で言うと100歳の立派な高齢猫さんです。
普段は元気で健康でいてくれているのですが、
4、5年くらい前から、高齢猫さん特有の夜鳴きが始まりました。
みんなが寝静まった夜中から朝方に「アオーン!アオーン!」と、一点を見つめて必死で何かを訴えているかのように叫ぶような鳴き声。
これは高齢猫さんがいる家族にとっては避けては通れない問題ですよね。
これが長期的になれば、飼い主さんは深刻な寝不足にもなり、普段の生活に影響が出てきてしまいます。
ご近所さんのことも気になります。
我が家のネコさんは夜中に大声で鳴き出すことがほぼ毎日でした。
動物病院の先生にも相談してみましたが、安定剤を飲ませるほか、これといっての解決法ははっきりしませんでした。
安定剤を飲ませるというのは、私には抵抗があり、副作用もあるだろうし飲み続けないといけないものなので選択肢にはありませんでした。
夜鳴きの原因は?
夜鳴きをする原因として考えられているのは、
お腹が空いていてごはんをねだっている、トイレに行きたいけど汚れているからキレイにしてほしいと訴えている、不安やストレスを抱えている、などと言われていますが、
ごはんはこの21年間決まった時間に食べてきたし、ごはんの器にはまだ大好きなカリカリが残っています。
毎晩元々飲んでいる、『痙攣を防止する薬』の後にはご褒美として、ウエットフードも食べています。
トイレは必ず私が就寝前に掃除をしています。
ごはんのチェックもお水の交換も必ずします。
不安やストレス…に関しては、
我が家に迎えた仔猫の時から完全室内飼いですし、好奇心旺盛で人懐っこい我が家のネコさんにはこれと言って思い当たりません。
ただ、高齢猫さんなので、若い時とは違う体の変化に不安があるといえばあるのかもしれません。
高齢になるにつれて、視力や聴力がだんだん衰えてきていることに対する不安感から夜鳴きをしやすいともいわれています。
我が家のネコさんの場合は、『認知症』が一番考えられる原因でした。
人間と同じで、猫さんにも『認知症』というのはあるんですね。
認知症とみられる我が家のネコさんの行動には、
夜鳴きの他に、
・同じ場所を目的も無くぐるぐると回る
・一日中寝ている
・こちらからの声掛けに何の反応も示さない
などがあります。
常にそうかというと、そうではないときももちろんあります。
夜鳴きの対策
認知症の症状が見られる高齢になったネコさんは、
『夜中に目が覚めた時、暗闇の中に自分一人しかいないという不安に襲われる』ことがあるそうです。
それを知ってからは、夜鳴きが始まったらまずは名前を呼んで優しく声を掛け、抱っこをしながら
「大丈夫だよ〜、独りじゃないよ〜、みんないるからね〜」
と優しく撫でてコミュニケーションをとってあげるようにしました。
すると、
「はっ!」と我に返ったのか、
安心してくれたようで、またいつものネコさんに戻って、「ニャン」と鳴いて落ち着いてくれました。
自分が眠くてどうしようもない時は、ちょっと強引ですが、大きく手を叩いて我に返ってもらう作戦も実行してみました。
これは、結構効き目があって、自分もお布団から出なくても済むので楽な方法ではありました。
ただ、これらの方法ではその場しのぎでしかないので、
ネコさん自身が夜ぐっすり眠れるように、起きている日中のうちにたくさん抱っこをしたり遊んだりもして、運動不足を解消してあげました。
これも、少しは効果がありましたが、そうは言っても仕事があるのでずっと家にいられるわけではありません。
睡眠不足解消
先程の、認知症の症状が見られる高齢猫さんは
『夜中に目が覚めた時、暗闇の中に自分一人しかいないという不安に襲われる』
からヒントを得たのですが、
自分たちの睡眠には支障がないくらいの場所で、かつネコさんの行動範囲内の電気を付けて明るくしておくことにしました。
これが、効果てきめんでした!!!
その日からは、今までのように大きな声で鳴くことも無くなって(鳴いたとしてもひどくはないです)、ぐっすり眠れて、落ち着いた夜を過ごせています。
ネコさんにもよるかとは思いますが、我が家のネコさんには効果がすぐに現れたので、今のところはこれで安心してぐっすり眠ることが出来ています。
とても簡単なことなので高齢猫さんの夜鳴きに困っている方にはぜひ試していただけたらと思います。
まとめ
高齢猫さんの夜鳴きに関しては、たくさんの飼い主さんがぶつかるであろう問題だと思います。
寝不足は深刻な問題にもなりますが、ネコさんといえども大切な家族の一員。
飼い主さんを困らせようとして大声で鳴いているわけではありません。
眠いからといってむやみやたらに叱ることも出来ません。
高齢猫さんの日々変化していく体の事情や、それによって感じているネコさんの不安な気持ちに寄り添って、
その子その子にあった方法でうまく付き合っていくしかないんだと思います。
一人でも多くの飼い主の方、ネコさんにお役に立てると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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