こんにちは、ゆきんです。
我が家のアイドル、21歳の愛猫♀が、ある朝突然歩けなくなりました。
猫の21歳とは、人間では100歳になるそうです。
21歳と言えども、まだまだ若い!
ずっとそう思ってきたし、これからもずっとそうなんだと思っていました。
歩けなくなり、突然寝たきりに
その日は突然訪れました。
ある朝、今まで普通に歩いていたネコさんが、床の上を爪がこすれる音とともに、後ろ足が滑って歩けなくなっている光景が目に飛び込んできました。
驚きのあまり、ショックで動揺を隠せない中、動物病院の先生にすすめられて飲ませ始めたのがアンチノールでした。
このときの状況については、こちらからごらんください。
奇跡は確かに起こったのですが、
アンチノールを飲ませ始めてから1週間後の朝、異様な音に気づいて見てみると、
歩けるようになっていたネコさんが、倒れていました。
力が尽きたのでしょうか、その後方には、うんちの粗相のあとがありました。
それからネコさんは、寝たきりになってしまいました。
それでも何とか歩こうとする意思はあったので、本人の意思を尊重して、おむつはまだ考えていませんでした。
しかしある日帰宅すると、横になったまま下側全身おしっこまみれになっているネコさんを見て、慌ててお風呂に駆け込みました。
冷たかっただろう、寒かっただろうと本当に申し訳ない気持ちでした。
きれいに洗って、ドライヤーをかけたら、すぐに猫用おむつを買いに走りました。
時間も遅く、確実にすぐに手に入れたかったので、まず電話して取り扱いがあるか、サイズの在庫はあるかを確認しました。
我が家のネコさんは2.2キロなので、
ユニ・チャームペットの『マナーウェア』のSSサイズで良い感じでした。
取り扱っていないドラッグストアもあるので、まず電話で確認することをオススメします。
後日気付いたのですが、ネコさんのおむつ、置いてなかったら、
『パンパース3S(新生児用小さめ)3000gまで24枚入』でいけます!
猫さん用おむつより枚数が多くて、半分ほどのお値段で購入できます。
しっぽを通す穴を開けて、吸収剤が落ちてこないようにナイロンテープを貼り付けて現在はこちらを使用しています。
切る時は、逆さまのTの文字になるように、尻尾が来るあたりに横に少し切込みを入れて、その上に縦に少し切り込みを入れます。
穴は大きすぎるとおしっこが漏れ出てきてしまうので気をつけてください。
人間用のおむつは、おしっこをすると縦のラインがブルーに変わるので、わかりやすくて助かっています。
飲めない、食べられない
我が家のネコさんは、頭にある病変が進行したせいで、常に意識がボーッとしています。
話しかけても反応はありません。
撫でてあげても今までのようにゴロゴロが聞こえず、静かで無表情なのがとても寂しいです。
美味しい匂いがするウェットフードを口元へ持っていっても、自分から食べようとしません。
何度か試してみましたが、状況は変わらず、背中の皮膚をつまんでみたら元に戻らないことに気付いて脱水症状が心配になってきたので、まず点滴をしてもらいに動物病院に走りました。
そして『強制給餌』が始まりました。
強制給餌に必要なもの(ドライフードの場合)
小さいタッパ2〜3個
いつものドライフードを入れて、ひたひたにお水を入れて600wのレンジで50秒ほどチンして柔らかくします。途中で中身が溢れてくるので下に受け皿必須です。
その他にペースト状の好きそうなパウチなど、他の種類を入れて保存しています。
すりこぎ
ふやふやにふやけたドライフードをすりつぶして、加減を見て別で沸かしたお湯を継ぎ足しながらペースト状にします。すりつぶした加減で、シリンジ(硬さによっては詰まります)かスプーンかで食べてもらったら良いと思います。
お水のお皿
いつもので良いです。
お水を入れたら、600wレンジで10秒ほどチンして人肌程度に温めます。
シリンダー2つ、スプーン
お水用と、ドライフード用です。
5mlが持ちやすくて良いのですが、すぐに無くなってしまうので、その都度何回か補充する手間を考えたら、10mlの方が効率が良いかと思います。シリンダーの先端の大きさは変わらないので、猫さんのお口には問題ないです。
ペーストはお口を開けて入れてあげられれば、猫さんによってはスプーンの方があげやすいです。
親指と中指を猫さんのお口の両端にあてて少し力を入れると簡単に開けてくれます。
タオル
お水もペースト状になったカリカリも、必ず口からポタポタこぼれ落ちてくるので、タオルを猫さんの口の下に、赤ちゃんのよだれかけのようにあててあげます。後ろをクリップでとめてあげると動いてもずれません。
ペット用ウェットティッシュ
お口の周りがベトベトになります。
あげている間に乾いてしまったら普通のティッシュペーパーではとれません。
ティッシュペーパー
周りも汚れます。何枚も使います。
近くにゴミ箱
ベトベトがついたティッシュペーパーがたくさん出ます。
そのへんに置いておくよりは、その都度ゴミ箱に入れてしまった方が後片付けが楽です。
エプロン
膝を立ててネコさんを向かい合わせにしてあげているので、服汚れ防止のために。
新聞紙
床に敷いておくと安心です。
いったん、猫さんを膝の上に乗せると、思うように動けなくなるので、手の届くところに何もかも置いておいたほうが良いです。
強制給餌をする時は、必ず猫さんの体を縦に起こしてあげてから、少しずつゆっくりと、飲み込んだことを確認しながら食べさせてあげてくださいね。
まとめ
私は初めて、愛猫が歩けなくなって寝たきりになるという状況を目の当たりにして、かなり動揺しました。
いつかは訪れるものだとは思っていましたが、悲しい寂しいという気持ちから、考えるのを避けていました。
これは長年一緒にいたら必ず訪れることで、『介護が始まる』という意識だったら良かったのですが、ずっと元気だった愛猫がこんな姿になってしまったショックで悲しんでばかりいました。
だけど色々調べていくうちに、同じ思いをされている方々のブログにたどりたき、明るくポジティブに受け止めてネコさんのために行動をされている姿を拝見し、とても励まされ、気持ちが楽になりました。
今まで長年一緒に人生を過ごしてきた、大切な家族。
ネコさんの介護ができることも、また幸せです。
今までよりもうんと距離が近い、素敵な時間です。
かけがえのない一瞬一瞬を大切に、ポジティブにしっかり受け止めて、自分にできることを精一杯して、ネコさんに恩返しをしていきたいと思っています。
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