愛猫の「エンジェルタイム」と虹の橋を渡る直前のサイン

愛猫21歳

こんにちは。ゆきんです。

クリスマスイヴの前日、私の人生の半分を一緒に過ごしてくれた愛猫「きき」が虹の橋を渡りました。

21歳7ヶ月と17日の長い長い年月を共に過ごしてくれた「きき」には感謝しかありません。

私の大切なネコさんが残してくれた「エンジェルタイム」

虹の橋を渡る直前のサインをお伝えしたいと思います。

「エンジェルタイム」

皆さんは「エンジェルタイム」という言葉をご存知ですか?

「中治り」とも言うそうです。

動物だけじゃなく、私達人間にもあるそうです。

「ケンカをしているのならこの間に仲直りをする」という期間でもあると聞きました。

私は、愛猫を亡くして初めて、あの時間が「エンジェルタイム」だったということを知りました。

「エンジェルタイム」とは、ネコさんやワンちゃんが亡くなる前に残してくれる飼い主と過ごす最期の時間です。

回復してくれたかのような元気な姿を見せてくれることです。

この期間は、3〜4日の数日のこともありますが、我が家のネコさんは約1ヶ月もの間、奇跡の時間を過ごさせてくれました。

ある朝突然歩けなくなり寝たきりの生活になって2週間。

その時の詳しい内容はこちらです。

そして、エンジェルタイムに入りました。

少しずつ普通に歩けるようになりました
・トイレに自分で行けるようになってくれたので、おむつの必要が無くなりました
・意識がはっきりして、私を認識して反応して鳴いてくれるようになりました
・イスの高さくらいならジャンプをして飛び乗れるようになりました
・爪とぎが出来るようになりました
・両前足だけですが「のび」をして体を伸ばせるようになりました
・毛づくろいをしてくれるようになりました
・大好きな肩トントン(縦に抱っこをしてお尻あたりをトントンしてあげる)をせがんでくれるようになりました
・お水を自分で飲みに行けるようになりました

唯一、ごはんを自力で食べれないことだけが戻ってはいなくて、強制給餌は続けていました。

それでもたくさん食べていてくれたので、もうすぐ今まで通り自分で食べてくれるようになるんだ!!とばかり思っていました。

ほぼ、寝たきりになる前の「きき」に戻ってくれていました。

私は、徐々に良くなっていってくれる「きき」を見て、てっきり回復してくれたのだと大喜びでいました。

この「エンジェルタイム」期間が、我が家のネコさんの場合3週間と2日間でした。

虹の橋を渡る直前のサイン

我が家の愛猫「きき」の場合

亡くなる3日前から少しずつ様子がおかしくなりました。

3日前
・後ろ足が滑ってうまく歩けなくなりました(最初と同じ症状)
・トイレに行けないのでおむつをつけました
・夜中はお水やトイレに動き回らず一緒に寝ていた布団の中で、同じ場所でずっと寝ていました

この時はまだ意識ははっきりしていて鳴いてもくれました。

2日前
完全に歩けなくなりました
・仕事から帰宅後、床の上に横になって倒れていて手足を歩いているかのようにずっと動かしていました(最初と同じ症状)
・嘔吐しました
・強制給餌をしてもごはんは食べれず水分だけはかろうじて少しだけ口を動かしてくれました

横全身嘔吐したもので汚れていたのでお風呂に入れてあげました。

前日
・ごはんは食べられず、お水を無理に口に入れても、そのままの状態で全く口を動かせませんでした
・夜になると時々咳のような軽いくしゃみのような音を出していました
・時々口を少しあけていました
                           ・意識はもうろうとしていました
・焦点が合っていませんでした
・呼吸はお腹が大きく動いたり、小さく動いたりで不規則でした
・耳と手足が冷たく体温が下がっているのがわかりました
・最期の瞬間にだと思いますが、少しですが嘔吐した跡が残っていました
(前年に亡くしたもう一匹のネコさんも息を引き取る寸前に少しの嘔吐がありました)

「きき」とは、我が家にお迎えしてから毎晩ずっと一緒に寝ていたのですが、『おやすみ』を言った時

咳のようなくしゃみのような音と共に、かすかに鳴き声が聴こえました。

「ニャー」ではなく、やっとで絞り出して出してくれた「んー…」という声でした。

今になって、この時最期のお別れを言ってくれたのだと思います。

手足が冷たいから、さすりながら温めながら一緒に寝ました。

「きき」はこのまま、眠るように虹の橋を渡りました。

まとめ

dav

私の人生をずっと支えてくれた愛猫「きき」が残してくれた、貴重で夢のような素晴らしい最後の優しい時間

「エンジェルタイム」

今思えばきっとそれは、「きき」をお世話する私の悲しみようがひどかったので、

「きき」なりに私の心の整理ができる時間を作ってくれたのだと思っています。

大切な家族が最期に残してくれるとても愛しい時間だと知っていたのなら、また違った過ごし方があったのかもしれないな…と思っています。

回復してくれたのだと勘違いしたまま、嬉しく喜びの気持ちのまま安心して過ごしていました。

それが良かったのか否か、わかりませんが、

このブログを読んでくださった皆様には、一緒に過ごせる残された時間をもっともっと濃い日々にしていただけたらな、と思います。

その瞬間に近付いているであろう命を、貴重な時間を、大切にしてあげて下さい。

たくさん撫でてあげて下さい。

たくさん抱っこしてあげて下さい。

たくさん話しかけてあげて下さい。

思い切り、可愛がってあげて下さい。

この時期だけはどうか、スマホを置いて、その時が来た時に後悔することのないように接してあげて下さい。

最後に、

「きき」がいてくれたから、この21年間どんなことも乗り越えてこられました。

たくさんの幸せをありがとう。

たくさん励ましてくれてありがとう。

たくさん支えてくれてありがとう。

これからもずっとずっと大好きだよ。

ありがとう。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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